
遺品整理はいつ誰がやっても問題ないの?

父が住んでいた実家には今後誰も住む予定がないので、すぐにはありませんが売りに出すことになると思います。
それまでは遺品整理を終えなくてはいけないのですが、遺品整理はいつ誰がやっても問題ないのでしょうか?遺品整理をすべきタイミングや、誰が行わなければいけないなどの決まりがあれば教えて欲しいです。

遺品整理を行う時期には決まりも正解もありません
ただし、遺品の中に相続税の対象となる品物がある場合は、遅くとも相続税の申告前に遺品整理を済ませなくてはいけません。
遺品整理を早めに済ませたいなら、葬儀が終わったすぐのタイミングで始めるとよいです。実際には葬儀にはある程度の時間がかかるため、故人が亡くなってから1週間程度経ってから始めるケースが多いです。
この場合気をつけなくてはいけないのは、他に相続権を持つ親族がいる場合です。勝手に遺品整理を始めるとトラブルになることがあります。
死亡届は亡くなってから1週間以内に出さなくてはいけませんが、死亡届以外にも遺族がしなければいけない手続きとして「年金受給権者死亡届」「世帯主変更届」「国民健康保険資格喪失届」「介護保険資格喪失届」などいろいろあります。
また、故人が別の家で暮らしていた場合は、電気やガスなどのライフラインを停止する手続きや、クレジットカードの解約、運転免許証やパスポートの返還など様々な手続きがあって忙しいため、1ヶ月程度してから遺品整理に取りかかることなるケースも多いです。
遺品整理を始めるタイミングとして多いのが、四十九日の法要を終えたときです。四十九日法要が無事に終わると忌明けと呼ばれ、遺族は喪に服す期間を終えて通常の生活に戻っていくことになります。
四十九日は大きな節目なので、遺品整理に向けた話し合いがしやすい時期でもあります。
遺品の中には経済的価値を持つ財産が含まれる場合があるため、法定相続人が遺品整理を行うのが一般的です。ただし、事前に遺産分割を行った場合においては、故人の家屋を相続した者が主体となって遺品整理を行うケースもあります。