デジタル遺品で起きるトラブルとは?
高齢者のスマホ普及率が一気に上がり、もはや亡くなったときにデジタル遺品を遺さない人の方が少ないと思うのですが、スマホやパソコン以外にはどんなものがデジタル遺品に当たりますか?それと、デジタル遺品に関するトラブルにはどのようなものがあるのでしょうか?
実は先日父が癌宣告されて、現在入院して抗がん剤治療を行っています。まだ70歳になったばかりなので何とか癌を克服して欲しいのですが、あまり状態は芳しくないです。
父はずっと証券会社で働いていたこともあって、スマホやパソコンにも慣れていて、母に聞いたら今でもいろいろなことをデジタルで管理しているとのことでした。
遺産のことについても今まで一度も話が出たこともなく、今の状態で私の方から遺産の話をするのは気が引けます。しかし、私には兄弟が3人いて、父が亡くなると母の面倒を誰がみるかなどの話にも絶対なるので、遺産の話は避けては通ることができません。
父はお金の管理もデジタルで行っているようなので、デジタル遺品に関するトラブルに関しては知っておいた方が良いと思って質問させていただきました。
デジタル遺品の内容は亡くなる前に把握しておきましょう
ネット銀行などの口座には、家族も知らない大金が入っていることもあるので、それに気づかないでいると大変なことになってしまいます。口座のことに気づかないまま相続漏れになってしまうと、そのごその存在に気づいても10年経てば請求できなくなってしまいます。
さらに、FXや株取引などをしていた場合は、知らない間に大きな損失を抱えていたというケースもあります。そのことを知らないで相続してしまい、後で分かってマイナスになったという事例もあります。
デジタル遺品がある場合は、そこでクレジットカード情報が流出していることも考えられます。SNSのアカウントがある場合は、それを誰かに乗っ取られて悪用されることもあります。ネット上で月額料金が払い続けられるような場合もあります。